食の地産地消で「フードマイレージ」を減らそう

トピックス温暖化情報

岩手県は温室効果ガス排出量2050年実質ゼロの実現に向け、「いわて気候非常事態宣言」を発表し、地球温暖化対策実行計画に基づく温暖化対策に連携して取り組むことを表明しました。
「温室効果ガス排出量2050年実質ゼロ」を実現するための様々な取組の中で、ライフスタイルは重要なテーマであり、その中でも食に関する取組はとても重要です。
 

 
日本の食料自給率は、カロリーベースで2018年度で37%となり、残りの約6割を多くの国や地域から輸入しています。
輸送に伴う食料の輸送量に輸送距離を乗じた指標として「フード・マイレージ」があり、日本の人口1人当たりの輸入食料のフード・マイレージは2010年に6,770トン・kmと試算されており、諸外国と比較すると高い水準となっています。
フード・マイレージを減らすには、地域で生産された旬の農林水産物を新鮮なうちにいただく地産地消が重要です。
地産地消は食の安全・安心にもつながり、地域内での経済循環を高め、食に関する産業の活性化も促すことができるとともに、地域の風土や文化を学ぶ食育にも寄与します。

環境省では「サステナブルで健康な食生活の提案」として、7つのポイントを提案しています。
岩手県は食料自給率105%(令和2年度概算値)と、自給率が100%を超える数少ない都道府県のひとつです。
「サステナブルで健康な食生活」を意識してみませんか?


「サステナブルで健康な食生活の提案」(2021年8月30日公表)
1.食の地産地消・旬産旬消で美味しさや季節感を楽しみましょう!
2.有機(オーガニック)食品などを生活の中に取り入れてみましょう!
3.それぞれの生活にあった形で食の自産自消を楽しみましょう!
4.シカ肉やイノシシ肉などのジビエを食生活に取り入れてみましょう!
5.それぞれのスタイルで生活の中に菜食を取り入れるという選択肢もあります!
6.食品ロスを減らすよう心がけましょう!
7.食を通じてカーボンニュートラル やサーキュラーエコノミーの実現、生物多様性の保全等に貢献する取組も広がっています! 一人一人がこうした取組に関心を持ち、後押ししましょう!

※サステナブルで健康な食生活(環境省・脱炭素ポータル)
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/topics/20210913-topic-10.html


参考:サステナブルな食に関する環境省の取組について(環境省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000760254.pdf



「いわてエコアクション2022 夏編」開催中!
期間:2022年7月1日(金) ~9月30日(金)


温暖化防止いわて県民会議/岩手県/岩手県地球温暖化防止活動推進センターでは、夏の省エネキャンペーン「いわてエコアクション2022 夏編」を開催しています。

「SNSアカウントをフォロー」「SNSに#をつけて投稿」「webアンケートに参加」のいずれかのアクションをすると、抽選で15名様に緑の募金付きQUOカード(1000円分)が当たります!全てのアクションに参加してもOK。「サステナブルで健康な食生活の提案」、ぜひ投稿ください♪

※いわてエコアクション2022 夏編(岩手県地球温暖化防止活動推進センターページ)
https://www.aiina.jp/site/environment/6494.html