令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が公開されました

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令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書は、令和3年6月8日(火)に閣議決定されました。

本年の白書は、日本の2050年カーボンニュートラル宣言後、初めての白書となります。気候変動問題と新型コロナウィルス感染症という2つの危機を乗り越えるための「脱炭素社会への移行」・「循環経済への移行」・「分散型社会への移行」による「2050年カーボンニュートラルに向けた経済社会のリデザイン(再設計)」など、政府・地方自治体・事業者の取組を紹介しています。
以下のサイトからご覧ください。

環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書
(環境省 ホームページ)

http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

※令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の閣議決定について(環境省 ホームページ
http://www.env.go.jp/press/109672.html


令和3年度版環境白書の概要
(令和3年版環境白書・循環系社会白書・生物多様性白書 概要より)


■経済社会のリデザイン(再設計)と3つの移⾏
~社会変革と生物多様性の保全の推進により、危機的状況を乗り越えることを目指す。
新型コロナウイルス感染症の拡大を通じて国内外で起きた環境面・経済面・社会面の変化や気候変動問題の現状を 概観、⽣物多様性の保全に係る国内外の状況を概説。

■脱炭素社会・循環経済・分散型社会への3つの移⾏
~脱炭素社会・循環経済・分散型社会の3つの移⾏による経済社会のリデザイン(再設計) に関する政府を中心とした取組を、国⺠にわかりやすく伝える。
国・地方脱炭素実現会議、 ゼロカーボンシティの取組、カーボンプライシングの検討、ESG⾦融の推進、プラスチック資源 循環戦略の具体化、国⽴公園における保護と利⽤の好循環など。

■地域や私たちが始める持続可能な社会づくり
~新型コロナウイルス感染症の拡大により明るみに出た現代社会の脆弱性を省み、地域やライフスタイルを持続可能な形にし、持続可能な社会を構築する必要性を事例等を交えて紹介する。
地域循環共⽣圏の深化(SATOYAMAイニシアティブ、環境教育含む)、ワーク・ライフスタイル(テレワーク、住まい、 食、ファッション、移動など)の変革、持続可能な社会の基盤となる健康づくり(熱中症警戒アラート、エコチル調査、 ポストSAICMなど)など。

■東日本大震災から10年を迎えた被災地の復興と環境再生の取組
~被災地の環境再生の取組のこれまでの歩みや、復興の新たなステージに向けた「福島再生・ 未来志向プロジェクト」の取組を伝える。
特定復興再⽣拠点区域における家屋等の解体・除染の実施、除去⼟壌等の中間貯蔵施設への輸送と施設の整備、 減容・再⽣利⽤等の推進、汚染廃棄物の処理、未来志向の環境施策の推進。


「令和3年度版環境白書を読む会」
環境省は地方環境事務所と共同で「環境白書を読む会」を開催します。この会では、令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白について、テーマや狙い等を環境省担当者が解説します。オンライン開催です。

※令和3年度「環境白書を読む会」の開催について(環境省 ホームページ)
http://www.env.go.jp/press/109671.html