2019年度の温室効果ガス排出量(確報値)およびエネルギー需給実績(確報)
トピックス温暖化情報
2019年度の温室効果ガス排出量(確報値)およびエネルギー需給実績(確報)が発表されました。詳細は環境省・資源エネルギー庁のサイトをご確認ください。
温室効果ガス排出量(確報値)
環境省より、2019年度(令和元年度)の温室効果ガス排出量(確報値)が発表されました。
2019年度の温室効果ガスの総排出量は、12億1,200万トン(二酸化炭素換算)で、前年度比2.9%減(2013年度比14%減、2005年度比12.3%減)でした。
前年度からの減少要因
- エネルギー消費量の減少(製造業における生産量減少等)
- 電力の低炭素化(再生可能エネルギーの導入拡大)に伴う電力由来のCO2排出量の減少
※2019年度(令和元年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について(環境省ホームページ)
⇒https://www.env.go.jp/press/109480.html
エネルギー需給実績(確報)
資源エネルギー庁により、令和元年度のエネルギー需給実績が発表されました。
1.需要動向
- 最終エネルギー消費は、前年度比2.1%減。電力は同1.9%減。
- 家庭部門は、冷夏・暖冬の影響などから前年度比減少。企業・事業所他部門は、鉄鋼業、化学工業、機械製造業で生産活動が低下した影響などにより減少。
2.供給動向
- 一次エネルギー国内供給は、前年度比3.0%減。化石燃料は6年連続で減少する一方、再生可能エネルギー及び原子力などの非化石燃料は7年連続で増加。
- 発電電力量は、同2.6%減。非化石電源の割合は、24.3%増。
- エネルギー自給率は、同0.4%p増の12.1%。(IEA:国際エネルギー機関)ベース)
3.二酸化炭素(CO2)排出動向
- エネルギー起源の二酸化炭素排出量は、前年度比3.4%減と6年連続減少し、2013年度比16.7%減。
- 電力の二酸化炭素原単位は、前年度比2.7%改善し、0.47kg-co2/kWh。
※「令和元年度(2019年度)エネルギー需給実績を取りまとめました(経済産業省ホームページ)
⇒https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210413004/20210413004.html
※総合エネルギー統計(需給関連)(経済産業省資源エネルギー庁 ホームページ)
⇒https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/total_energy/
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二酸化炭素排出量やエネルギー需給の現状を確認しながら、温室効果ガス排出量を抑制する緩和策や、気候変動の影響への適応策など、一人一人できることを実践していきましょう!