令和2年度「できることからECOアクション!」表彰
トピックス温暖化情報
令和元年度
「できることからECOアクション!」
表彰
岩手県では、地球温暖化対策の一環として、
県内事業所における省エネ・節電等の優れた取組やユニークな取組について
表彰を行っています。
令和元年度は45事業所に参加いただき、その中から
下記の6事業者が表彰されました。
(1)ECOアクション賞
県内事業者をリードする模範的な事業所や総合的に優れた取組を実施した事業所に贈られます。
○岩手県中小企業家同友会(盛岡市)
○株式会社高田自動車学校(陸前高田市)
(2)会長特別賞
温暖化防止いわて県民会議会長が選定するもので、
特定の分野において特筆すべき取組を行った事業所に贈られます。
○[意識啓発、省エネ・再エネ設備等導入部門] 株式会社日ピス岩手(一関市)
○[人材育成部門] 前沢自動車学校株式会社(奥州市)
○[自動車対策部門] 岩手県学校生活協同組合(滝沢市)
○[省エネ・再エネ設備導入部門] 岩手県中小企業団体中央会(盛岡市)
おめでとうございます!
表彰式は、令和2年7月17日(金)盛岡市で開催した「温暖化防止いわて県民会議総会」後に執り行われました。また、ECOアクション賞を受賞した岩手県中小企業家同友会、株式会社高田自動車学校より事例発表いただきました。
できることからECOアクション! 取組事例(1)
「中小企業が主役のエネルギーシフト(ヴェンデ)」
岩手県中小企業家同友会
ドイツでは、エネルギー関することを「大転換する」という意味で「エネルギーヴェンデ」という言葉が使われています。岩手県中小企業家同友会では、その「エネルギーヴェンデ」に注目し、域外に出ているエネルギーコスト(お金)を地域内で回すことで、新たな仕事が生まれるとし、欧州視察や研究会・学習会を行い、省エネ・再エネ事業の発展に貢献しています。
できることからecoアクション!取組内容
(1) エネルギーシフト研究会の活動
域内エネルギー循環を目指した「エネルギーシフト研究会」を立ち上げ。
岩手大学等とも連携し、研究会開催の勉強会を 7 年間で 100 回以上実施。
欧州視察(2014 年以降 6 回実施)によるエネルギー、地域資源の有効活用法の学習、企業での実践。
視察で得られた優良事例を、民間団体、行政による各種セミナーにて情報発信。
(2) 欧州視察を活かした構成団体による省エネ・再エネ事業の発展
複数社連携によるエネルギー会社の創業。
地域のもみ殻を利用したボイラーによる農産物生産(エネルギーの域内循環)。
(3) 省エネ、再エネ設備の導入
事務所内の床に断熱素材パネルを敷き、蛍光灯をLED化。
天井ファンとサーキュレーター設置による空調効率化。
※岩手県中小企業家同友会ホームページ
⇒http://iwate.doyu.jp/
できることからECOアクション! 取組事例(2)
「エネルギー・ヴェンデ(シフト)を考える~弊社の取組~」
株式会社高田自動車学校
株式会社高田自動車学校では、平泉ドライビング・スクールの校舎を高気密高断熱工法で建設し、省エネによる大幅なCO2排出量の削減を実現しています。
また、校舎は、室温・Co2濃度・照度がすべて計算され、真冬でも24~27度の快適な室内温度に保たれていることなど、快適な環境を提供しています。
※平泉ドライビング・スクールの特長
(株式会社高田自動車学校「平泉ドライビングスクール」ホームページ)
⇒https://hiraizumi.si-dsg.com/merit
できることからecoアクション!取組内容
(1) 校舎を高気密高断熱工法で建設
新設のドライビングスクール校舎を高気密高断熱工法で建設。
アルゴンガス封入トリプルガラス、「窓の外」のシャッター
の活用などで、省エネによる大幅な CO2 排出削減。
コストとしても 200 万円/年削減。
(2) 人材育成
地域工務店の若手社員 へ高気密高断熱工法に関する教育を実施。
取組を外部に説明する社員の知識向上。
(3) 意識啓発
使用エネルギーの可視化による日常の環境経営の意識啓発。
(4) エネルギー会社の創業
取締役会長が他社と連携し、エネルギー会社を創業。社員に、私募債という形で募
集し、固定買取制度を利用して、太陽光パネルで発電した電力の販売益を還元する
システムで運営。
令和2年度「できることからECOアクション!」表彰
(岩手県ホームページ)
⇒https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/kankyou/seisaku/ondanka/1005565.html