令和元年度岩手県環境関係表彰(地球温暖化防止部門)について

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県では、地球温暖化防止に資する活動を実践している方教育活動を実践している方温室効果ガスの排出を低減する技術開発や製品化を行ってきた方で、特に顕著な功績のあった方をたたえるため、「岩手県環境保全活動表彰〔地球温暖化防止部門〕」を行っています。

この度、令和元年度岩手県環境保全活動表彰が決定し、いわて生活協同組合(滝沢市)株式会社川徳(盛岡市)久慈バイオマスエネルギー株式会社(久慈市)太平洋セメント株式会社大船渡工場(大船渡市)トヨタ紡織東北株式会社(北上市)の5団体が受賞しました。


 いわて生活協同組合(滝沢市) 
●事業所での節電、施設設備の省エネ化、電気自動車の積極的な稼働に加え、事業所への太陽光発電設置や木質バイオマス発電への出資、風力発電の稼働により、2018年度CO2排出量が2005年度比76%削減を達成している。
●地産地消の推進により、輸送に係るCO2排出量20,272トンを削減したほか、コープの森づくり活動により9年間で17,600本を植樹するなど、CO2排出量の削減に貢献している。

※いわて生活協同組合HP(社会活動・環境活動)
https://www.iwate.coop/kankyou/


 株式会社川徳(盛岡市) 
●CO2排出量の94%を占める電気使用量の目標設定を行いBEMSによるエネルギー使用の集中管理、照明のLED化、高効率ヒートポンプチラーへの更新等の設備更新に加え、従業員による省エネ活動等を行った結果、2018年度電気使用量が2002年度比22.2%削減を達成した。
●2006年から現在まで「いわて地球環境にやさしい事業所」4つ星認定を維持し、継続して成果を上げている。

※株式会社川徳HP(環境保全活動~快適な環境を考える百貨店~)
http://www.kawatoku.com/iso/index.html


 久慈バイオマスエネルギー株式会社(久慈市) 
●地域の製材所で発生したバークを価値のある燃料に変え、林業振興、地域資源循環型社会の実現に貢献している。
●安価なバークによる熱利用により、菌床しいたけ栽培事業のエネルギーコストが大きく削減され、農産物の安定供給、地域産業の振興に貢献している。
●バーク燃料の排熱を利用して乾燥させた木質チップを市内施設に供給し、木質バイオマス熱利用拡大の一翼を担っている。

※久慈バイオマスエネルギー株式会社HP
​​​​​​​⇒http://kuji-energy.co.jp/index.html


​​​​​​​ 太平洋セメント株式会社大船渡工場(大船渡市) 
●省エネ、エネルギー原単位低減会議や省エネ提案強調月間等により、職員の意識啓発を図るとともに、高効率機器の導入や煙突照明のLED化、不要機器の停止による電力原単位の削減等を行っている。
●2017年には国内最大規模のバイオマス発電事業を行う新会社「大船渡発電株式会社」をイーレックス株式会社と共同出資で設立し、2020年1月から営業運転開始しており、CO2排出量の削減につながることが期待される。

※太平洋セメント株式会社大船渡工場HP
​​​​​​​⇒https://www.taiheiyo-cement.co.jp/oofunato/index.html


 トヨタ紡織東北株式会社(北上市) 
●2010年から取り組んでいる「2020環境取組プラン」、のほか、2013年から開始したE-JIT活動により、LED照明や省エネエアコンの導入、高効率生産による稼働時間短縮、デマンド監視による最大電気使用量管理、待機電力低減の推進、ハイブリッド車導入等に取り組んでいる。
●上記の取組により、2015年度から2018年度まで、Δ6.3%/年でCO2削減を続けている。

​​​​​​​※トヨタ紡織東北株式会社HP
​​​​​​​⇒http://www.tb-tohoku.co.jp/csr/environment/index.html
 

表彰式は、1月25日(土)、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開催された「令和元年度いわて水と緑の交流フォーラム」にて執り行われました。

※「令和元年度岩手県環境保全活動表彰受賞者」(岩手県HP)
地球温暖化防止部門のほか、環境保全部門、環境美化部門、自然保護部門、水環境・水資源部門で合計5名と7団体の方々が受賞しています。
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/kankyou/seisaku/1005516/1026695.html