平成30年7月の記録的な猛暑に地球温暖化が与えた影響と猛暑発生の将来見通し

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平成30年7月の記録的な猛暑に地球温暖化が与えた影響と猛暑発生の将来見通し

気象庁気象研究所、東京大学大気海洋研究所、国立環境研究所の研究チームは、多数のシミュレーション結果を用いて、平成30年7月の記録的な猛暑に対する地球温暖化の影響と猛暑の発生回数の将来見通しを評価し、発表しました。
 
その結果、工業化以降の人為起源による温室効果ガスの排出に伴う地球温暖化を考慮しなければ、昨年のような猛暑は起こりえなかったことが明らかになりました。また、工業化以降の世界の気温上昇が2度に抑えられたとしても、国内での猛暑日の発生回数は現在の1.8倍となると推定されました。

 平成30年7月、日本列島は記録的な猛暑に見舞われ、同月の熱中症による死亡者数は1000人を超えました。また、全国のアメダス地点における猛暑日(日最高気温が35度以上の日)の年間の延べ地点数が6000地点を超え、過去最多を記録しました。このような猛暑の事例は、地球温暖化の進行に伴って今後も増え続けると予想されます。

※詳細は、国立環境研究所の報道発表資料をご確認ください。(国立環境研究所HP)
平成30年7月の記録的な猛暑に地球温暖化が与えた影響と猛暑発生の将来見通し
http://www.nies.go.jp/whatsnew/20190521-2/20190521-2.html


●気温上昇に伴う気候変動に備える「緩和」と「適応」
日本列島全体の変化と共に、岩手県の平均気温も上昇傾向にあります。CO2排出量を抑える取組と併せて、気候変動の影響に適応していくため、私たち一人ひとりができることに取り組んでいきましょう。

気温上昇に伴う気候変動に備える「緩和」と「適応」の取り組みについて(わんこ節電所HP)
https://www.co2-diet.com/climate-change/


●CO2 REDUCTION ACTION~CO2削減アクション~
「いわてわんこ節電所」では、ご家庭で取り組める「CO2削減アクション」として省エネなライフスタイルを呼びかけています。CO2排出量の現状を確認しながら一人一人できることを実践していきましょう!

家庭で実践できるCO2削減の取組を紹介したイラスト


●熱中症対策も忘れずに。
暑さ指数(WBGT)の情報提供や、熱中症の基礎知識、対処方法(応急処置)、熱さ対策などが紹介されています。

熱中症予防情報サイト(環境省HP)
http://www.wbgt.env.go.jp/